英語音読なんて意味あるの? 簡単にまとめてみた
最強の英語学習法。
そんなものがあるとしたらそれは恐らく音読だ。
英語学習=音読
これはもはや常識と言っても過言ではないでしょう。1000時間ほど音読に費やした私も音読無くして英語学習は成り立たないと思っています。
しかし、音読なんて本当に意味があるのか?と疑問に思うのも至極真っ当なこと。
音読は意味があると納得した上で学習を進めた方がいいと思い、まとめることにしました。
音読のいいところ
・英語を英語のまま理解できるようになる →速読力アップ
・イントネーション、リズムが身につく →リスニング力アップ
・スペルだけではなく、音も一緒に覚える →単語を覚えやすい
ざっとこの3点と言ったところです。
一つずつ簡単に解説します
1、英語を英語のまま理解する →速読力アップ
"thank you"
"I love you"
上のようなよく馴染みのある文章を聴いた時、目にした時はいちいち「感謝します」「私はあなたを愛しています」と日本語に訳す人はいませんよね。英語を英語のまま理解するはずです。
次の文はどうですか?
"That book that he wrote is read around the world"
彼が書いたあの本は世界中で読まれている。
これを、
「あの本、彼が書いた、読まれている、世界中で」
このように一つ一つ単語を日本語に訳していては英文を読むのにすごい時間がかかります。馴染みがないからです。
まず何回も読むことで英文が簡単にイメージできるようになります。
また、音読は立ち止まったり、学校で習ったような後戻りする暇がないので、英語の順番のまま英語を理解するという英語回路を構築するトレーニングになります。
1、That book と聴いたら頭の中に本をイメージ
2、that he wroteでその本は「彼が書いた本」ということを理解
3、is read でその本が読まれていることをイメージ
4、around the world で世界中で読まれていることを理解
実際頭の中はこのように理解しています。しかし、これは意識的に考えてイメージすることではありません。
「その本って世界中で読まれているんだよ」って日本語で聞いた時に、頭にいちいち本を想像する人はいないはずです。
理解した文を繰り返し音読することで無意識に読んだ文がイメージできるようになります。何回も読めば慣れます。そこまでトレーニングします。これが英語学習はスポーツと同じと言われる所以です。
「this book = この本」ではなく、「this book = this book」 と一瞬で理解できるようになります。
2、イントネーション、リズムが身につく →リスニング力アップ
TOEIC,TOEFL英検等リスニングスキルが必要な人は多いです。CDの真似をして音読することで英語独特のイントネーション、リズムが身につきます。自ら発音することで英単語の繋がりにも慣れることができます。
例)
Look at me
xルックアットミー
○ルッカタミー
まあそもそもカタカナで覚えるのが間違いですが笑。
さらに単語にはアクセントが存在します。いくら単語帳でスペルを覚えていても、リスンングで全く知らないアクセントで喋られると最早別の単語です。英語は日本語と違いすごくリズミカルな言語であり、強弱がとても激しいです。
このリズムもはじめは戸惑いますが、音読を繰り返すうちに慣れます。ネイティブになりきってリズミカルに音読するのが楽しくなってきたらしめたものです。
音読によって、「この英単語の繋がりはこういう風に言うんだな」とか「ここはあまり強くいう単語ではないな」というのを脳に刻むことができます。もちろん、CDが付いている教材を使いましょう。
3、スペルだけではなく、音も一緒に覚える →単語を覚えやすい
音読では、目だけではなく、耳、口も使って英文を読みます。
目で見る。口を使って喋る。自分が喋ったものを耳で聞く。
黙読に比べ記憶のメカニズムにおいてかなり効率的です。英文を目でみて覚えるだけでは非効率です。使える感覚器官を全てを使いましょう。それが身体に英語を刻み込む近道です。さらに役者になって英文に感情を加えると上級者です。
一つの単語をスペルだけで覚えるよりも、音も組み合わせて覚えた方が、絶対に覚えやすいです。スペルはわからないけど、発音は覚えているから単語が書けたなんてことはよくあると思います。
そもそも黙読といっても、文章を読むときは日本語でも結局頭の中で音声を再生しています。その音が再生できないと文を読むスピードが遅くなります。
まとめ
22ヶ国語を習得したシュリーマンというバケモンはひたすら音読をしていたみたいです。それはもう理屈抜きに信じてもいいような気もします笑
頑張ってください
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