「失敗」はその人を面白くする
あなたにはどれくらいの失敗談があるだろうか。
その失敗はどれくらい常識を逸脱しているだろうか。
失敗は人を面白くする。
1、失敗談ほど面白い話はない
成功談というのは話手だけが気持ちよくなってしまうことが多々ある。まさしく飲み会の上司のように。頷いてはくれているが、周りの人は案外不快に思っているものだ。
成功談はただの自慢話になりかねないので気をつけたいところだ。特に女性の前は要注意。
一方失敗談というのは、結果がダメだったことなので、誰も不快にさせない。
自分が自分を笑い飛ばすという障壁さえ乗り越えられれば、人に話すことができる。
失敗談が面白いのは、実際にその人が身をもって体験したことであり、感情が伴っているからだ。リアリティがそこにはある。
自慢話にならずに笑いを取ることができ、なおかつ恥ずかしい経験をさらけ出すことで自己開示になり、人との信頼関係を出来上がる。
失敗談というのはいいことばっかりなのだ。
2、失敗をすればするほど、失敗を失敗と思わなくなる。
失敗すればするほど、失敗が当たり前になってくる。そうして、困難や深刻な状況な直面した時に笑い飛ばす能力がつく。
終いには、失敗をユーモアに変える力がつく。
「女の子といい雰囲気になって家までいったのに、いざコトをやろうとしたら、キレられたて終わった。それから音信不通(笑)」
状況としては、いい感じの女の子がいたのに、いざトライを試みて失敗というオチだ。
もう最悪だろう。しばらく立ち直れないかもしれない。
だが、これも面白い失敗談だ。それにこの失敗は、緊張して怖かったけれど、トライした。その結果、ダメだったのである。(実体験)
これを笑い飛ばせないとなると、うじうじと自己否定に繋がる。
「自分という男はダメで、一生恋愛なんかできない」
ではなく、
「たまたま相手が悪かった」くらいでいいのだ。こんな失敗は山ほどある。
そして自分の中できつい失敗を持っておくと、人生の大抵を笑い飛ばせるようになるものだ。
「あの時の痛みに比べれば屁でもねえすわ笑。」
というように。
失敗をユーモアに変える力というのはとても重要で、例えば
状況「女の子に声かけて無視された」
A「最悪。恥ずかしい。俺キモかったかな….。もう無理だな。」
B「くっそー。無視された(笑)。つーか、見知らぬ女の子に声かけるとか普通にキモいか….(笑)。どんどんやってやろ(笑)。」
Bのように語尾に(笑)がつくようになる。失敗に対して深刻にならず、俯瞰した態度がとれるようになる。自分を否定することもなくなり、幸福度も高まる。
まとめ
失敗はとても辛いものだ。できれば二度と味わいたくない失敗もあるだろう。
でも、その辛いことというのを笑って飛ばすことはできないだろうか。
そこには人生を楽しく生きるコツがあると思っている。
「大胆にトライする。それに失敗して笑う」これでいいんじゃないか。
人生なんて軽く扱ってやればいい。成功したからなんだ?失敗したからなんだ?
僕らはどうも日々の些細な出来事を深刻に考えている。
昔犯した失敗を考えてみてほしい。恥ずかしすぎて、クスッと笑えるだろう。
それとも、辛いだろうか?
辛くても大丈夫だ。全然間に合う。過去に対しての意味づけは後からいくらでも変えられる。だから今からでも、恥ずかしことや辛い経験を笑話に変えてやろう。
失敗を一番集めたやつが一番おもしろいやつだ。所詮人生なんて喜劇なんだから。
Lose your self.