LoseYourSelf

低学歴。非モテ。俺たちの逆転劇はここから始まる。英語と読書、恋愛、そして人生を。

知識の複利。知識は指数関数的に増えていく。

 

みなさんが知識を得る手段はなんだろうか。

僕は、大半が読書だ。

読書は楽しいし、手っ取り早く新しいことを知れる。

知識を広げる上で読書は大変素晴らしいツールだ。

 

このブログの読者も読書ユーザーが多いはずだ。

 

しかし、世の中を見渡してみると、本を読んでいる大多数はおっさんなのである。

電車やカフェで、本を読んでるのは30代、40代が多い印象だ。(おっさんって言ってすいません)

 

僕の同年代(20代前半)で本屋にいる人はほとんどいない。

非常に勿体無いことだと思う。

僕は若い人こそ、本を読むべきだと思う。

 

 

なぜなら

 

 

知識は指数関数的に増えていくから。


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例えばだ。

 

車の構造の説明をするとしよう。

 

 

「車は、エンジンとタイヤとフレームからなっている。」

 

大半の人は「なるほど!」と、これを聞いてすぐに理解ができる。

 

 

しかし、なぜ理解ができるのかというと、「エンジン」「タイヤ」「フレーム」という知識が既にあるからなのである。

 

ところが、エンジンもタイヤもフレームも知らない人にそれを説明するときはどうだろう。

エンジン、タイヤ、フレームについての説明もしなくてはならない。

さらに、エンジンを構成する「鉄」を知らなければ鉄の説明から始めなくてはならない。

 

 

このようにして、知識がないほど勉強することは多くなるのである。

従って知識を得るスピードはますます遅くなる。

 

だから知識のない人ほど、勉強する時間がかかる。


知識のない人がタイヤの勉強をしている間に、知識のある人は車の仕組みなんて一瞬で理解し、すぐに電気自動車について勉強することができる。

 

この時点で、

Aさんの知識:エンジン

Bさんの知識:車(エンジン、タイヤ、フレーム)、電気自動車

という差が開いている。

 

今後、月日が経つほど、この差は顕著に広がっていく。

 



差が広がる原因となる理由をもう一つ。


知識の少ない人は、情報を取りこぼす。

 

知識のあるBさんは、新聞やニュースで「電気自動車」というワードが出ると、それが自然と目にとまり、聞き耳をたてる。少し調べたりもするかもしれない。

そして、その知識は飛行機、電車といった隣の分野にも応用されていく。

 

一方、Aさんは電気自動車はもちろん、車のこともまだ知らないからそういうワードに反応することすらない。

最近で言えば、「会社員、基礎切除10万引き下げ」というニュースがあった。

おそらく、多くの大学生諸君はスルーしたであろう。心配いらない。僕の会社の人でさえ、スルーしている。

彼らは基礎切除という言葉を知らない。そんな概念もない。

自らが不利を被っているのに、それに気づくことすらない。

(知らぬが仏とはよく言ったもので、ある意味幸せなことだ。)


このようにして知らないことに対しては反応できないのである。


日常の中で無意識的にスルーしてしまう。

 

これがモノを知らない人が損な理由だ。

 

Bさんは「勉強しよう!」という意識など大して持っていない。しかし、予備知識のおかげで、知識が勝手に広がっていく。


一方で、Aさんは難しい言葉はスルーするから、一生そのまま。

 

これが、「知識はさらに知識を生む」メカニズムだ。

このような「知識の複利」は計り知れない。

 

世の中を生き抜く上で、知らないことの代償はあまりにも大きい。

 

 

幸い、あなたはまだ若い。

20歳の今、その知識を得られれば、あと80年それを生かして生きていける。

30歳になってからでも遅くはないが、知識がないまま過ごした10年の差は想像以上に大きい。

 

 

 

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読書で得られるのは、みなが言う「知識」ばかりではない。

そもそも読書をして雑学王など誰も目指していない。


知識とは、英単語を何個知っているとか、元素記号を全部覚えてると学校教育的教養に限った話ではない。(もちろん、文字通りの「知識」も必須だ。)

 

 

もう一つ身につけておきたい知識としてあるのが

「モノに対する見方(考え方)」

である。

これも複利が効いてくる。

 

 

我々は、読書を通して疑似体験をする。

そこで、すごい人たちの考え方、論理、思考体系、視点を通してモノを見ることができる。

 

大切なのは、それらを見破り、パクることだ。

そしてそれを自分の頭で考える。

これをすればかなり視野が広がる。

 

「困ったなあ......。待てよ、こんな時、柳井正本田圭佑アドラーならどう考えるだろう。」

思考の訓練である。

 

繰り返すほど、自然と身についてくる。

 もちろん、新たな考え方を身体に落とし込むことは長い年月を要する。

 

おっさんであるほどこれは厳しい。

おっさんは立場上、建前もあるし、考えを変えることは自分の過去を否定することにもなるので、なかなか考えを変えることはできない。

 

一方僕らは、まだ若い。

言っていることがコロコロ変わってもいい。

失敗も許される。

トライアルアンドエラーが可能なのだ。

 

だからこそ日常の垣間で、そういう思考の切り替えを若いうちから、どんどん実践していこう。

多くの人の思考回路の基盤は、自らの経験、親、学校の先生、会社の上司のみで成り立っている。

 

ゴミだ。

そんな基盤では、奴らと同じような人間になるのがオチだ。


若いうちからやるほど、練習の時間は長くとれる。

時間をかけて、新たな思考をインストールしよう。

クソみたいな考え方をアンインストールしよう。

 

テレビやスマホニュースなどの簡易な情報で、それらをすることはできない。

理解しやすいように作られている。要はバカでも読める気持ちのいい情報なのだ。

 

視野を広げるには、自分を打ちのめしてくれる情報と出会わななければならない。

読書では難解なことをゆっくりと自分の頭の中で咀嚼するプロセスが求められる。

だから読書は最高なのだ。

 

今、最強の思考をインストールすれば、あと60年その思考で生きることができる。

柔軟な考えを持った人は、変化を恐れない。

だからもっともっと新しい知識、情報、仕事が舞い込んでくる。

そうして、さらに差が広がる。



知識が知識を呼ぶ。

多くを知っている人が、多くを知る。

 

それらはもう一生埋まることのない差になる。

 

 

まるでお金のようだが、知識の複利も侮ってはいけないのだ。

 

 

Lose yourself.