LoseYourSelf

低学歴。非モテ。俺たちの逆転劇はここから始まる。英語と読書、恋愛、そして人生を。

最強の一冊 英語はこれで決まり English Grammar in use

中学生から受験生、1からやり直す社会人、全ての英語学習者に必須な一冊です。

 

 

 

本書は英語の文法書です。特徴として全て英語で書いてあります。解説文は全て英語。英語で英語を学ぶ1冊です。

 

おすすめな理由

1、問題文、説明文を読むだけで英語力がつく

 

英語初学者は単純に英文を読む量が少なすぎます。とは言っても初めから長文を読むのはきついです。この本は英語しか使われていないので、1冊やるだけでもかなりの英語に触れることになります。

目的は英語の文法を学ぶことにあるので

英文の読むスピードが上がる、英文に慣れる+文法が理解できる

の効果が期待できます。

 

 

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このように全て英語です

 

2、使用されている単語が簡単

「日本語で英語を学ぶのすら大変な私が、英語で英語を学ぶなんて無理〜」

問題ありません。使用されている単語は全て中学レベルです。本書は英語圏の子供達、第二言語としての英語を学ぶ私たちが対象になっています。私もとりかかる前は恐怖で怯えていましたが、実際やってみるとものすごく簡単で理解しやすいです。

そもそも物事の概念をイメージする力はネイティブの子供達よりも大人で人生経験豊かな(はず)の方が数段上です。簡単な単語で、概念を説明されれば理解できる力は備わっています。

 この中の単語でわからない単語はほとんどないはずです。

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3、学校英語の曖昧な定義を詳しく解説

・willとwould

・canとcould

・theの意味

・I am doingとI do の違い

 

これらの違い・意味を説明できますか?

説明するとなると、とても難しいです。クラスの優等生(中学生)もはっきりとは答えられません。

canの過去形がcould、willの過去形がwould。

"I am playing baseball"  私は野球をしています

"I play baseball"  私は野球をします

僕自身、こんな風に教わりました。しかし、それでは大きな語弊があるのです。

例えば、今野球をやっている最中だったとして、"I am playing baseball"ですね。では"I play baseball"はいつ使うのでしょうか?

"I do" はいわゆる現在形の文。中学の一番初めに習います。しかし、現在形と現在進行形の違いを答えることはクラスの秀才を持ってしても難しいのです。

本書はそういうニュアンスの違いを細かく詳しく解説してくれます。

 

例:現在進行形 I am doing

"She is driving"

this means : She is driving now, at the time of speaking.

 

「彼女は運転中です」は彼女はこの話をしている最中("at the time of speaking")に運転中だということですね。

まさに「運転なう」です。

 

 

例:現在形 I do

"She drives a bus"

(she is a bus driver)

解説

We use the simple present to talk about things in general.We use it to say that something happens all the time or repeatedly.

 

現在形(simple present)は一般、普遍的なことを言うときに使います。何か常に起こること、何か繰り返していつも起こることについて言います。

 

She drives a bus.なら彼女は何回も、常にバスを運転するという意味です。すなわち彼女は日常的、習慣的にバスを運転する。

バスドライバーなんだねって受け取っても問題ありません。

 

野球に戻りましょう。

I am playing baseball.「野球なう」

I play baseball. 「毎週(習慣的に)野球してるよ」(話している、たった今はしていない)

 

こんな違いがあるんですね。

 

 

ではもう一つ、canとcouldの違い

couldという単語は、学校の授業ではcanの過去形と習ったはずです。

 I listened.I could hear something.

(私は聴こえた。何かを聴くことができた)

この英文においてその意味は正しいですね。

しかし、

A: What would you like to do tonight? (今晩どこ行きたい?)

B: We could go to the movies.     (僕たちは映画館に行けたよ)???

この英文での、couldはどう説明すればいいのでしょうか?

本書にはこう書いてあります。

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but could is not only used in this way.We also use could to talk about possible actions now or in the future.

「couldの使用法は過去形だけではなく、今や未来に起こり得る(可能性がある)行動についてもcouldを使える」

ニュアンスとしては、「映画もありかもね!」的な感じです。

 

やり方

1、解説文(左ページ)を読む

2、解説文を1、2回音読する

3、問題(右ページ)にとりかかる

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左:解説文 右:演習問題

結局、僕は計3周しましたが、個人によっては1周でも十分でしょう。

上級者の方はフォレストのように文法書としてだけ使うのもありかと思います。

基本どんな進め方をしてもらっても構いませんが、音読は絶対にすべきです。英語学習と音読はイコールです。特に初学習者の方。解説ページを一回読んだだけでは、演習問題を解いてもなかなか身につきません

音読をすることで読み落としをなくし、読む回数を増やします。口に出すことで英語回路のトレーニングにもなります。

また、この本のいいところは音読することで文法の知識も覚えられるというところです。

物語のような文を音読するのもいいですが、どうせなら音読で英語回路を鍛えつつ、文法知識を身につけられれば一石二鳥です。

 

 

英語を学習し始めた時から、この本の噂は聞いていたのですが、僕にはまだ早いだろうと、ある程度勉強してから(高校生基礎レベル)この本に取りかかりました。

今となっては後悔しています。中学レベルがあるのなら、すぐに取りかかるべきです。

僕は英語学習を9割音読で進めてきたのですが、一つ一つの英文に対する感覚、イメージがこの本のおかげで変わります。

「wouldはよくわからないけど、こういうものだと思って読もう」と100回音読するのと、wouldのイメージ、使われるタイミングを理解して100回音読するのでは、天と地の差があります。だから私は、すぐにでもこの本に取りかかるべきだと思います。

ダメなら、日本語の教材である程度勉強してまた戻ってこればいいだけです。

頑張りましょう!

 

Lose yourself.