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低学歴。非モテ。俺たちの逆転劇はここから始まる。英語と読書、恋愛、そして人生を。

偏差値42のバカが一年でTOEIC875点を取った方法

高校は英語授業がないと言ってもいいくらいバカ高校。そんな僕が、仕事をしながらコツコツと英語を勉強し、最近ようやくTOEICで高いと言われる点数を取れるところまできました。

 「TOEICは意味がない」レベルの高い人たちの間では、そう聞くことがしばしばあります。私自身も、この点数がようやく英語の始まりだと、仕事で英語を使うようになってひしひしと実感しております。それでも、就職、転職、昇進等でTOEICで頑張っていらっしゃる方がたくさんいるのも事実です。

そんな方の力になれるよう今回は私がやってきたことを共有させていただきます。

 

 

 

費やした時間:約1000時間

(写真はTOEICを受けてからしばらくしたものなので300hほど多いです)

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かかった金額

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教材費(3〜5万)+TOEIC受験費用二回分(12,000円)

 

結果

TOEIC295点(鉛筆転がし)→875点

 

 

勉強の進め方

1、英語上達完全マップ 所要時間:特にかからない

まず私が英語学習の道筋として利用した本は英語上達完全マップです

 

私の英語学習の基礎は森沢洋介氏のおかげで成り立っていっても過言ではありません。書店の英語コーナーには、英語学習に関する本は山ほどあります。しかし道筋を示してくれる本は少ないです。本書は英語学習を体系的に詳しく書いており、忠実従えば、900点越えは決して夢ではありません。どちらかというと教材というより、ガイド本であり、何をどのように勉強したらいいのか導いてくれます。

自分の成績を上げるという点においては、中学高校の先生よりもよっぽど価値があります。

 

 

2、音読パッケージ初級(100時間)

 

 この本が僕の英語学習の土台となっているのは間違いありません。英語学習で一番時間を費やしたのは音読です。もう一度言いますが、音読が英語学習の基本です。文法、単語を覚えればある程度テストは解けるようになります。しかし、英文をスラスラ読む、聴くことを目指すに当たって音読学習が一番おすすめです。

音読の教材は、中学の教科書などなんでもいいと思いますが、この本が一番てっとり早いです。

・CDが一文を読み上げた後に、本書を見ながら読み上げる。(CDの音声の後に空白時間があります)5回

・CDなしで本文を音読する。15回

・CDが一文を読み上げた後に、本書を見ないで暗唱する。5回

・CDとともに英文を読み上げる(シャドーイング)5回

計30回。

 

こんなふうに1周目は1パッセージに対して30回音読します。

2週目は20回。3週目は15回と徐々に回数を減らして何周もして、「CDが一文を読み上げた後に、本書を見ないで暗唱する。」が完璧にできれば本書は終了です。

本書の英語は全て、中学レベルで構成されています。それでも、文法知識が全くない僕は知らない文に出会うたび調べていたので時間がかかってしまいました。

知らない文法の文も何回も読み上げているうちに、こういうもんなんだなーって理解できるようになった側面もあります。そういう意味で初学者に一番オススメしたいです。

 

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3、音読パッケージ中級(100時間) 

 

これの英文レベルは高校基礎レベルです。(英検2級のリスニングレベル)

初級と同じように淡々と音読を進めていきます。

この音読期間が英語学習で一番苦しい時間でした。この期間は基礎作りになります。同じ英文を繰り返し読むという単調な作業はとても苦しいです。ここで初めて英語学習はスポーツの練習と同じと言われる所以がわかります。ただただ素振りを繰り返す練習に似ています。

ここを耐え忍んでください…

必ず道は開きますので!

 

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4、English grammer in use(100時間)

 

 

ここにきて英文法を本格的に学びます。上記の音パケ中級と並行してやりました。こちらは英語で英語の文法を学ぶ一冊になります。解説、問題は全て英語で書いてあります。

「英語で英語を学ぶとか無理そう....」

ノープロブレムです。音読パッケージを二冊やったあなたなら余裕でできます。余裕と言わずとも、英文が読めるようになっているので、問題文を読むことすら快感に思えます。そして何と言っても、英語特有の解説がとても詳しいです。

 

例えば、couldという単語は、学校の授業ではcanの過去形と習ったはずです。

 I listened.I could hear something.

(私は聴こえた。何かを聴くことができた)

この英文においてその意味は正しいでしょう。

しかし、

A: What would you like to do tonight?

B: We could go to the movies.

この英文での、couldはどう説明すればいいのでしょうか?

本書にはこう書いてあります。

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but could is not only used in this way.We also use could to talk about possible actions now or in the future.

今や未来に起こり得る(可能性がある)行動についてもcouldを使えるんですね。

ニュアンスとしては、「映画もありかもね!」的な感じです。

その他、wouldとwill、日本人が苦手なTheの使い方、I am doingとI doの違い。

ものすごく詳しい一冊です。死ぬほどオススメしたいです。なぜ、学校で使わないんだ....

 

これも軽く音読しました。右ページに解説、左ページに実践問題となっていますが、面倒だったので左の解説部分だけ音読しました。

基本は音読で、体に落とし込むことです。

 

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5、厚切りジェイソンの英単語アプリ

 

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 単語学習はここまで一切してきませんでした。ボキャブラリは上記の教材をやっているうちに頻出なのもは覚えられるからです。このアプリでは、新しく出会った難しいそうな単語を自分でどんどん追加していきました。

このアプリのポイントも英語で英語を学習するという点にあります。

毎日10分から15分の単語学習が大きな力になります。始める時期は早いほどいいと思いますが、英文が読めないと思うのでこの時期あたりが妥当だと思います。

 

6、Duo3.0(100時間)

 

 

本格的に単語強化に入ります。この単語帳では重要単語1600+熟語1000をマスターすることができます。

熟語1000が大事です。TOEIC含め、英文にはたくさん熟語が出てきます。

 

Above all, scientific terms call for precise definitions.

この文のcall forは熟語です。callとforという単語自体は誰でも知っていると思いますが、「科学用語が厳密な定義を呼んでいる」これだけではよくわかりません。

call for で「〜を必要とする」という熟語になります。まあ「〜を呼んでいる」は「必要としている」とイメージはしやすいですね。

 

このような簡単な単語を並べた熟語+難しい単語が網羅されています。また、一つの英文の中に新しく学ぶ単語が4つ、5つ入っています。単語一個ずつ学ぶのではなく、一つの英文として新しく単語を学ぶという点が記憶という観点からも非常に優れた一冊になっています。

世に単語帳は山ほどありますが、Duoを選んでください。

 

別売りでCDが売っています。CDは一時間で一周するので、毎日通勤通学で1周できます。隙間時間にDuoを聴けたので、あまり苦労せず勉強時間を取ることができる教材でした。

これも基本は音読、シャドーイングです。ブツブツブツブツ言いましょう。変人とお思われましょう。

 

7、一億人の英文法(15時間)

 

 

少し箸休め的な感覚でパラパラと読みました。文法は上記のEnglish grammar in useで学習したので、十分かと思っていたのですが、本書はより日本人にわかりやすいように説明してくれます。「英語を文字としてではなく、感覚で覚える」そんな一冊です。

これも学校に導入しろや!って思います。先生の説明より100倍わかりやすいです。

 

8、音読パッケージ上級(100時間) 

 

音読学習も仕上げに入ります。やり方は初級中級と同じです。だいぶ英語力も上がってきているので、1周にかける回数は減らしました。

これはやる必要がないかもです。自分の性格上、初級中級とやったので上級をせずにはいられなくなってやりました。

時間がない人は次に進みましょう。

 

9、金のフレーズ(50時間) 

いよいよTOEICに特化した対策に入っていきます 。こちらの単語帳はTOEIC頻出単語を網羅しているのでおすすめです。実際本番に出まくりました。Duoをやっているので、負荷は軽いです。

アプリが使えるのですが、そちらの方がおすすめです。クイズ形式で単語を覚え、間違ったものと正解したものを識別することができます。

クイズ形式というのが記憶定着を早めてくれました。単語帳を眺めているだけでは、覚えれませんからね。

 

 

10、TOEIC公式問題集(150時間)

 

TOIECが新形式になったとのことで、そちらに対応したものを選びました。これはTOEICの会社が作ったものなので、本番さながらです。

まずは、自力で解いて自己採点をしました。

「思った以上にリスニング何言ってるかわかんねえ...!」 

それでも諦めるには早いです。ここでも音読とシャドーイングです。既に英文の回路は頭の中に構築されているので、TOEIC独特の英文、単語に慣れればいいだけの話です。

音読パッケージをTOEIC教材を使ってやりましょう。

リスニングセクションは何も見ずにシャドーイングができるようになるまでシャドーイングしてください。

リーディングパートは、音声はありませんが、ひたすら音読をしました。社内文書や請求書、修理依頼書などを音読していて、「俺ってなん何だろう...」という気持ちになります。

これが問題集一冊を完璧にするということです。 

 

 

 現在、公式問題集は3冊出ているので、全てシャドーイング、音読をしました。

 

 

まとめ

英語学習はしっかりとした道筋を順序立ててやれば必ず結果は出ます。TOEICレベルならば世間が思ってるほど才能なんて必要ありません。「英語できる=頭いい」も間違いです。TOEICの点数を上げるための留学も必要ありません。

英語学習はスポーツです。学生時代にスポーツをやっていたという方は地道なことを続けることに慣れている方は強いでしょう。学んで、理解するというよりは、それを体に落とし込むという作業ゲーです。

英語学習は長期戦になります。本当に実力は付いているのか?不安に感じることも度々あります。それでも、目の前の教材の内容が理解できるようになるということは、わかるはずです。一冊の参考書を一つのゲームだと思って、目標は「このゲームを終わらせること!」というふうに地道に頑張ってください。

 

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