Fail first 失敗への恐怖は時間をも奪う
「失敗したらどうしよう.....」
失敗は怖いものだ。俺たちはいつも失敗することを怯えている。失敗する前に、そのことについてたくさん悩む。
この「失敗に悩む時間」っていうのはものすごく人生を無駄にしている。
失敗に悩む時間。それはまだ何も起きていない時間だ。
何も起きていないから、次の行動ができない。
たとえ結果はダメでも、失敗する前のフィードバックのない状態は、次への対策もたてられない。成長がない。
そこにいるのはただ無意味に頭を抱えている自分。
「失敗したらどうしよう」
「上司に怒られたらどうしよう」
「無視されるんじゃないか」
俺も街に出たのに女の子に声をかけられず3時間ないもせず悩んだりしている。
そんな俺たちに大切なのは
Fail first
心配よりも先に失敗だ。
誰にでも経験があるはずだ。不安だったけど、実際やってみると全然大したことなかったこと。
それにこの際断言する。俺たちは確実に失敗する。
だから悩むこと自体意味がないのだ。失敗は決まっているから。
それなら先に失敗した方がいいのは自明だ。悩む時間も減るし、フィードバックを元に次にいける。
Fail firstな奴は何事においても成功する。
うじうじ君とは成長スピードが桁違いなんだ。
完璧な準備?そんなものはいつだって不可能だ。僕らはいつも未完全なまま本番を迎える。
そして失敗をし、そこから学び、完璧に近づいていくんだ。
完璧な会話の流れを用意してから、女の子に話しかけようとしてないか?
やめておけ。無理だ。絶対に無理だ。
心配しなくても、話しかけた瞬間、考えていたことは全て吹っ飛ぶ。
それよりも大事なことは失敗から雰囲気、感覚を掴むことだ。そして己の実力を知ること。
頭の中で作り上げた恐怖と現実ってのは全然違うということがわかる。
そもそも僕らは恐怖を多く見積もりすぎる能力が備わっている。旧石器時代は、恐怖に敏感なやつが生き残れた。ささいなことも死へと繋がりかねない時代だ。少しの不安に敏感になる能力は役に立った。
しかし、僕らの時代は違う。
失敗して命を落とすことはない。この失敗を怯える能力は無駄だ。
会議のプレゼンで失敗しただけで、死ぬのか?
女の子に声をかけただけで死ぬのか?
今の時代は失敗に鈍感で失敗しまくる奴が成功する。
もう一度言う。失敗してから悩むんだ!
失敗する前の悩みはゴミ。失敗した後の悩みは金。
最後にプリズンブレイクの言葉を借りよう
「子どもの頃、夜眠れなかった。クローゼットにモンスターがいると思ってて。
兄貴に言われたよ、クローゼットに潜んでるのは恐怖だけだって。恐怖は実在しない。
それは何者でもないただの…空気。いや、空気ですらない。だから向き合うだけでいい。
思い切って扉を開ければ、モンスターは消える、と。」
Lose yourself.