「お金の増やし方」読んで、投資を始めてみることにした
何もしてないのに毎月の給与の他に10,000円入ってくる。収入が10,000円増えることがどれだけ素晴らしいことか皆は知っているのだろうか。
・コンビニでサラダチキンが気兼ねなく買える
・ブラックサンダーではなく、ビックサンダーを買える
・女の子と飲むとき、チェーン店に行かずに済む
僕はそんな小さな幸せを、いつも夢見ている。
これまでにも、そんな小さな幸せを実現させようと
「株入門!」
「初めての株」
「株 初心者」
株に関する本を何冊か読んできた。
しかし、僕はまだ証券口座すら持っていなかった。
つーかそもそも、どのように始めて、何を買えばいいとか全くわからない。
確かに本に書いてはある。でもなんか、めんどくセーというか、情報が多い。だるすぎ。
結局、どれも始めるには至らなかった。
僕のような、怠惰かつ考えることのできない人種は、何かを始めるにあたってのハードルがめちゃくちゃ高い。
わかっている。僕だってわかってはいるのだ。
「そんなやつはそもそも投資とか無理」
どうか、そんなことは言わないで欲しい。
僕だって投資家を名乗りたいのだ。
今日、仕事終わりに立ち寄った書店で、僕はまた投資コーナーにいた。
「お金の増やし方」
ストレートなタイトルだ。そんな方法があるものなら、みなが知りたい。どうせ本を売るためにこのようなタイトルにしているのだろう。
周りの人から「お金を増やす方法と聞いて、すぐに飛びつくカモ」と思われるのを避けたかったので、周囲を確認し、ひっそりと本に手を伸ばした。
恥ずかしいので、読んでいるときも表紙をできる限り見られないようにした。
立ち読み、経つこと30分.....
僕はこの本を読み終えてしまったていた。
すぐにレジに向かい(久しぶりにアマゾン以外で本を買った)、帰路についた。
家に着くなり、証券口座・ネット口座開設を一瞬で開設した。
これまで重い腰が嘘のように、一瞬で行動に移すことができた。
理由は簡単だ。
この本がとてつもなくわかりやすかった。
僕は難しいことを考えたくない。チャートとか、出来高とかそんな話は知らん。あとにしてくれ。
ちゃんと追々やるから。
本書に幸い、そのような話は一切出てこなかった。
ざっと3回読んだので、今回は軽くまとめることを皆様にシェアしたい。
それでは、我々初心者は何に投資すれば良いのか、順次説明していこう。
①個人向け国債
投資をしない人の一番の理由はやはり「損したくない」に尽きる。
買った株の値下がりや倒産が怖い。
その気持ちわかります。だって僕ら初心者だし、しかも金もそんなない。
そんなリスクをとりたくない人におすすめななのが、
・個人向け国債 変動10年
という商品だ。
これは定期預金(銀行に貯金)よりもお得なのだ。
現在の銀行の金利は0.01%のところが多い(銀行、個人の契約内容によって違うが)
とても低金利な時代である。銀行にお金を預けていても、何一つ金が増えることはない。
銀行はもはや「お金を増やす場所」ではなく、「お金を預ける場所」になってしまった。
現在の個人国債10年の金利は0.03%。銀行よりも高金利なのである。(でも、すくねー笑)
しかし、銀行に預けておくよりはマシだ!。
というより、そもそも日本国債を買うメリットは、お金を増やすことにあるのではない。お金を無くす心配がないのだ。
銀行と国家、どちらが潰れるのが先かと問われれば、それは銀行だ!(まあ1000万までなら、返ってくるけれど.....。)
国債を買うということは、国にお金を貸してあげるということ。国が「借金、借金」とうるさく言っているのはこの国債のことだ。
要は国が僕から借金するのだ。
俺「国さん、金貸してほしんいんだって?」
国「10年後にお金ちょい多めに返しますから!」
てな感じだ。国は信頼に厚いやつだ。裏切ることはないだろう。
で、投資にビビっている人が嫌なのは、投資した金額がマイナスになってしまうこと。
この心配はない。国債は元本保証だ。投資した金額は必ず戻ってくる。
ほぼ銀行の貯金と変わりないと思っていいだろう。
投資を始めるきっかけとして、特におすすめしたい。
一度投資を始めると投資家としての実感が湧くはずだ。そして、「勉強しよう!」「もっと投資しよう!」となる。
それをまず体感するために、日本国債はかなり安全な選択だと思う。
Q で、「変動」って何?
国債には3年固定、5年固定、10年変動がある。なぜ10年がおすすめなのか。
「変動」に注目してもらいたい。
こちらは、銀行の金利に合わせて、国債の金利も変動してくれるのだ。
仮に今後、世の中の銀行の金利が3%になったとしたら、今の国債の金利0.036%なんて屁である。当然、銀行の金利の方がいいわけで、今すぐにでも国債を売って、お金を銀行に預けたほうがいい。
それを避けるために、10年変動国債は金利が変動してくれるのだ。
じゃあ逆パターンもあるのか?心配はいらない。銀行金利が下がりすぎても、国債の最低限の金利のラインは定められている。下がりすぎることはない。
固定3年、固定5年だと、金利が上がっても、国債の金利は上がらない。固定なのだ。
Q でも、10年間も引き出せないんでしょ?
これも心配無用。1年後から引き出せるようになる。ただし、金利で儲かったぶんは支払わなけらばならない。まあ預けた金額がそのまま返ってくるってことだ。
とにかく、投資を始めたいけどリスクはとりたくない人はまず、個人向け国債を買えということだ。
安全はわかった。続いてちょいと、リスクのある投資へ
②投資信託を買おう
投資に回せる金額の半分は国債(安全投資)もう半分は投資信託(リスク投資)へ。
こちらは国債とは違い、リスクをとってもいいと思える金額だけだ。
そもそも投資信託とは?
投資信託(株式)・・・証券会社にお金を渡して自分の代わりに運用してもらう
普通の株 ・・・自分で株を決めて買う
恥ずかしながら、僕も本書を通して、初めて投資信託の存在を知った。そんなものがあるのか.....
投資信託いいところは、株の詰め合わせのようなもの。ナイキ、アップル、マイクロソフト、サムスンなどの株がひとまとめになっていると考えていい。
これらを少ない金額で少額買うことができる。
トヨタだけの株に投資した場合、トヨタが倒産すると、全てがぱあになってしまう。
しかし投資信託は分散投資だ。大きく増やす可能性が少ないが、リスクといえど、大きく減るリスクもは少ない。
著者が進める投資信託
・上場インデックスファンドTOPIX
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
国内と海外の投資信託にそれぞれ半々ずつ投資することを勧めている。
簡単に言うと、上場インデックスファンドTOPIXは日本の主要銘柄を集めたものだ。
ニッセイ外国株式インデックスファンドは海外の主要株を集めたもの。
これのおかげで一万円でアップルの株も所有することができる。
まとめ・感想
本書は一日中パソコンの前に座っているデイトレーダーを目指すための内容ではない。
「貯金で金を寝かせておくくらいなら、少しだけでも増やした方がいいよね。」というスタンスだ。
利回りは年5%を目標にしている。
君の貯金が100万あったとして、何もせずにそれが105万になるのだ。
「たった、五万かよ?」
そう思うかもしれない。しかし、それは本来なかったはずの5万である。
さらにその5万を投資に当てればお金はまた増えていくんだぞ?
短期的な、目の前の快楽ばかりにとらわれず、長期的に物を考えることができる資質は限られた人がもつ才能だ。
スポーツもそうだし、英語学習でもそれを感じた。毎日の努力に対して早急なリターンはない。だが、気づいたら自分は遠くまできているのだ。
コツコツと長い目でみて物事に向き合えるか。そういう意味では本書を通して株は僕に人生の楽しみを一つ増やしてくれたように思う。
今回の記事は説明が不十分すぎるのは承知している。それでも、さっさと株を始め、まずは今ある知識だけでもシェアさせていただきたいと思った。
勉強はやりながらやっていく。その都度、得た学びを記事にしてみなさんにシェアさせていただきたい。
まずは1万円でいいから始めよう。(俺はもっと突っ込む!笑)
証券会社の口座に関してだが、楽天証券にした。理由は特にない。有名だからだ。
これまで始められなかった原因の一つは、選択肢がありすぎることだ。どれも長所短所が混在していて、どれがいいのか全くわからない。
僕はとりあえずなんでもいいから始めることをおすすめする。初心者はミーハーでいい。有名なところに飛びつけ。始めることが先決だ。難しいことは後から勉強して変えていけばいい。
僕がそうだったように、株は始める前の段階でやめる人(そもそも始めない人)が一番多い。人生において、なんであろうと、いかにして早く始めるかが重要だ。
はじめの一歩は適当でいい。いい加減にやることだ。
参考出典